日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物 |
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30 DB issue+”R40”review+preview
【preview】 藤田一『visible/invisible』8月3、4、5日@shin-bi
『見えるもの/見えないもの』。こんなタイトルの作品が、来る8月3、4、5日に shin-bi で発表される。さまざまな文化がクロス・オーバーし、アーティストの重要なワークスペースとなっているこのギャラリーでは、これまでにも若手の舞踊家が、劇場ではなかなか実現できない実験に取り組んできた。この5月/6月にポルトガルでの滞在制作と初演を経てヴァージョンアップされたこのパフォーマンス作品も、野心的な挑戦の一つとなる。
作家の藤田一は、dots、KIKIKIKIKIKI、相模友士郎といった個性的な若手作家を輩出している京都造形芸術大学の舞台芸術学科の出身。学生時代からソロ作品を発表する傍ら、振付家山下残の『横浜滞在制作』などにダンサーとして携わってきた経歴を持つ。これまで発表された作品を思い出してみると、藤田はスペクタクルを見る者に差し出すのではなく、踊る者とそれを見る者の関係とダンスの現在を絡めたリサーチを行ってきたかのような印象を受ける。踊る私と見るあなたの関係が、一つの豊かな現実となり得るには? そんな問いをめぐって確信犯的に条件を設定して、でも一つではない答えを得るために、藤田はわたしたちの前に立ってきた。可能性へのセンサーを全開し、けれども見た感じはまるで素のような風体で。
本作では、目の前にあるものの確かさを支える“見えるもの”と“見えないもの”の二重構造と、再コンテクスト化に着目する( プレス・リリース参照)。この表裏一体にある二つのものとそれが文脈を替えて生み出すものの違いへの関心は、藤田が昨年 dance WEBのスカラシップを手がかりにヨーロッパの主要なダンスのインスティテュートを渡り歩いた旅と出会いの成果である。そこで“見えるもの”として何が差し出されるのか? 映像を地としたときに浮かび上がるのは何か? 映像にはいくつかのヴァージョンがあり、パフォーマンスごとにランダムに選んで用いられるという。お得な3回券を利用して、何度も足を運んで欲しい。
作品の詳細は コチラ→
充実のウェブサイトでは 藤田一の踊り を映像でご覧頂けます。
2006-2007ヨーロッパ視察のレポートは コチラ→
日時
8月3日(金) 18:00 18:30 19:00 19:30 20:00 20:30
8月4日(土)、5日(日) 14:00 14:30 15:00 17:00 17:30 19:00 19:30 20:00
料金
1 ticket \800 (予約\500) / 3 tickets \1,000
※3回券は、ご購入者本人以外でも有効です。お一人で3回ご覧頂いても、お友達やお知り合いの方と一緒に使って
頂いたり、余った分をどなたかにお渡しして頂くことも出来ます。
予約 /お問い合わせ
[e-mail] hajime.fujita.ticket@gmail.com
[tel / fax] 075-352-0844 (shin-bi)
会場
shin-bi (京都COCON KARASUMA 3F) アクセス→
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