篤:remoでも個人による記録の収集・公開・保存・利用を目的にアーカイブプロジェクト、AHA!(アハ!)[Archive for
Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]という活動をしていて、特に個人による記録物というジャンルの中でも劣化・消滅・散逸の危機にある8mmフィルムというメディアの収集・公開・保存・利用に注力しています。
昨年の12月に、remoの活動拠点である新世界周辺が記録されている昔の8mmフィルムを地域の皆さんからお借りして鑑賞会を行いました。夏祭りに街を練り歩いてはめをはずした武勇伝を活き活きと語り出すおじいちゃん、生まれたての孫の湯浴みのエピソードの記憶の糸をゆっくりとたどるおばあちゃん、幼い頃の遊び場の思い出を朧げながらつぶやき、はっと我に返っては照れ笑いするお父さん、など、スクリーンに映っている映像のエピソードのみならず、それ以外の昔のエピソードにまで記憶がよび起こされたようで、結果的には来場していただいた地域の皆さんや地域の皆さんだけでない方々にも各々思い思いに楽しんでいただけたような気がします。