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日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物


14 京都の夏の体感温度 3

《京都の暑い夏 Hot Summer in Kyoto》体験レポート Vol.5

                                     レポーター:宮北裕美

ダンスメソッドA-5 4月28日(金)〜5月2日(火) 19:00〜21:00 全5回
[概要] 呼吸と重さそしてフロアへの認識を深め、より効果的にエネルギーの流れを捕らえ、動きを自由に、独創的にさせるためのトレーニング。韓国国内でもダンサー、振付家から高い評価を受けています。


 
  チョン・ヨンドゥ (韓国/ソウル)西洋的な高度なダンスメソッドの修得と明確なコンセプトと同時に、東洋的な抑制され繊細な動きが彼の才能を裏付けている。Doo Dance Theater主宰。韓国を拠点に世界各地で活躍する。'04年にはリトル・アジア・ネットワークでアジア各地を巡回。韓国でも多くの賞に輝く他、「横浜ダンスコレクション・ソロ&デュオコンペティション」にて、「横浜文化財団大賞」ならびに「駐日フランス大使館特別賞」を受賞、フランス国立トゥルーズ振付センターにて研修する。韓国新進気鋭の振付家である。「第5回アトリエ劇研演劇祭」にも出演予定。(提供:京都の暑い夏)
 



 前日までに受講していたミエさんや、見学したテッドさんのクラスでは、どちらかと言えばキネシオロジーに観点がおかれ、自分で自分の身体の中身を透視してゆくようなアプローチだったのに対し、チョンさんは空間にダイナミックに存在したり、力の流れる方向を明確にすることを大切にしていました。動きの流れとしては、緊張・解放の連続性と深い呼吸が機軸にあり、まっすぐに引いた線の上を一つも無駄の無い動きで線をなぞる感じ。まるで迷いのない書道家のようです。私の勝手な推測ですが、チョンさんは韓国舞踊という地盤を持っていて、そこからコンテンポラリーダンスへと繋がってきているから、精神と身体が自然な形で共存できているのかなと思いました。

 クラスの進行方法は、教科書に書いてあるようなきっちりとしたもので、これはアジア人のもつ生真面目さなのかな。長年のトレンドになっているヨガやピラティスなどの要素を取り込んだりしてないところも、逆に王道という気がしました。実際に動きをしっかり見せた上で説明してくれるので、ダンサーは、そのイメージを身体へ落とし込むのが楽だったのではないでしょうか。何より、チョンさんのデモンストレーションは、柔軟性や跳躍力が超人的で、見とれることしきり。また、タイミング、形、顔の位置、視線などに細かく指示を入れていたので、特に舞台経験の浅い人にはおもしろいクラスかと思いました。チョンさんは元々韓国の伝統舞踊をやっていたということなので、やはり見せるということにこだわりがあるのだろうなと私なりに理解しました。

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