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未知の街ー大阪ーへ… “かよん”がおくるとっておきハコ物語。


File#21 cocoroom / ココルーム

ある日、cocoroomからのメールニュースが届く。

※以下、抜粋・転載

拝啓 
鯉のぼりの5月も中旬をすぎ
あっというまに 紫陽花の6月へ
あなたさまは いかがおすごしですか

自分たちで輪転機印刷し 折り折り隊協力による
ぽえ犬通信8号の発行準備がすすむココルームからお届けします


拝啓 
ひと雨ごとにあたたかくなってきました
まぶしくなった陽射しに初夏の風が巻きついて
もうすぐあの灼熱の大阪の夏がやってくるのですね
あなたにすてきな夏がやってきますように

西成にしずむ紅い夕陽のcocoroomからお届けします



ちょっとした、マクラコトバのような挨拶文にホッとする。
美しいコトバは、気分を和ませる。

“コトバ”について、こだわりがないかというと嘘になる。
学生時代、学問として、“言葉”の研究をかじったこともあるので
実は、すごくウルサイ。
・・・こんな文章を書いたり、フリーペーパーを発行してジブンが書くこと自体、
ある意味、進歩(?)なのだが、“言葉”を発することにコンプレックスがあり、
永年、抵抗があった。

今でこそ、朗読=“リーディング”は、ちょっとしたブームだが
かつて、放送研究会というサークルに属し、恒例行事の“朗読会”にて
お気に入りの文章を読むことに熱中した時があった。
文章とジブンの声だけがツール、といった、とてもマニアックな世界だったが、
なかなか好き(快感)だった。
が、地方出身者としては声を出すと、ことごとく、
正しい(!)イントネーションやアクセントという壁に挫折(?)し、
いつのまにやら興ざめしていった・・・

美しい言葉遣いや文章が好きだ。
これは、表面的な標準語や方言といった類のことではなく、
書き言葉=文章なら、読んで気持ちよく、見て美しく、
話し言葉=音声ならば、耳障りがよく、さらに声質とのバランス!
それができる人、というだけで尊敬の対象になる。
もちろん、全ての文筆家がそうだということではなく、好みがある。
假奈代さんの“コトバ”は、読んでも、しゃべっても、とても素敵だ。


BOOKS ARCHIVES 声が明日のページをめくってゆく
http://www.kanayo-net.com/cocoroom/books.html

春から“(現代)文学を声にする”朗読企画が始まった。
ほぼ毎週1回おこなわれ、全回、生録音をするという。
その現場の緊張感・・・是非、味わいたい。

世界は一冊の本
現代のアラビアンナイト
生きるための言葉を探して
現代文学新人発掘プログラム
(非営利事業/作品募集中)


ロヲ=タァル=ヴォガさんの記事でもご紹介させていただいたが、
上田假奈代さんとは不思議なご縁がある。
こっち(和歌山)に戻ってから間もなく、 PLANET+1主催の映画企画で
初めて一緒に大阪&京都でおシゴトをさせていただいたのがはじまりだ。
ジブンからみても、数少なき“かっちょいー”=適当な形容が出てこない
と思える女性のひとりだ。
最近、世間でも若い女子の間で、じわじわと“キモノ”流行りであるが、
3年前の初対面(・・・ではないのだが)の際、すでに“キモノ”が普段着で
おそらく、髪の毛がピンク色(或いは、金髪?)だった記憶があり、
ファースト・フード店では、異彩を放っていた。

ジブンも和モノ好き&懐古趣味(何たって、そもそも“古典文学”少女?)なので
“キモノ”生活には大いに憧れるところだが、現実がついていってない・・・
かつて成人式にも出席せず、浴衣もなく、日常は着物と全く縁がない。
しいていえば、卒業式の袴姿が、我ながらまあまあサマになっていたっけ・・・

そのうち、cocoroomでのキモノ“着付け教室”を受けたいと思いつつ。

詩人と紹介されて出会った頃は、特に彼女のこともよく知らなくて、
見目麗しい“着物人”たるイメージが大きかった。

上田假奈代公式サイト
http://www.kanayo-net.com/

※以下、抜粋・転載

3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。
17歳のときにNHK「YOU」「土曜倶楽部」出演。


プロフィールをみると、奈良県吉野生まれ AB型とはじまって、
華麗なる経歴の持ち主だ。
橋口譲二さんという、当時、人物の撮影に注目され、人気があった写真家の
写真集の表紙(=カバーガール?)に登場していたのだそうだ。
「YOU」は、カルチャー系の人気TV番組として観ていた記憶があるので、
おそらくブラウン管でいつか彼女に出遭っていたんだろう。

が、決してそのまま(うすっぺらい)メジャー路線にいかず、
自身の“オリジナリティ”=假奈代節にこだわりながら、
地元・関西で発し続けている彼女に、大いに惹かれ、共感できる。
まず、思った・・・
こんなヒト、絶対(!)東京には居ない・・・・・


上田假奈代オフィシャルファンクラブ「よなかのかなよ」
http://www.kanayo-net.com/yonaka/

※以下、抜粋・転載

最近のかなさんはココルームカフェでタスキがけでおさんどん
朗読だけじゃないのよと、凡人の考えつかないところで何を考えているのやら、
着物の裾をひるがえして自転車をこいで、趣味も昼寝も置いといて、
休日返上とか何とか、宙を舞うように関西中をかけめぐる。
詩人は沈黙を背中にしょっているのよと意気込んで、めいっぱいの仕事ぶり。
疲れた素振りも見せない笑顔がすてきなんだけど、回りははらはらしています。
一年もかかった朗読CDも良いけれど、生のかなさんはひと味違います。
そんな上田假奈代を応援するためのファンクラブ
「よなかのかなよ」です

上田假奈代のファンクラブ 2002年3月15日発足。
ファンクラブを内包する「上田假奈代後援会」も同時に発足しています



エイヤッ! って思い立てば行動していく假奈代さん。
そのご本人のやわらかさと発する“コトバ”の力強さとの絶妙なバランスをもって
おそらく、きっとたくさんの人が元気づけられている。
もっと近くだったら、何かしらお手伝いしたいが、なかなかできずにご厄介ばかりで、
その多忙ぶりには、感心しながらも、優しい笑顔にむけて
お体ご自愛してね、と常々思ってます。

ジブンも、その一人やから・・・・・


※以下、抜粋・転載

cocoroom スタッフ募集

じぶんの人生を他人のせいにしないこと。
じぶんの仕事は、じぶんでつくる。
他人に期待しない。
「迷ったら、困難な道を選びや」と道ばたの犬が言う。
「迷ったら、いちばん最初のこころの幹に戻るんや」と,犬が地面を掘る。

わたしたちは、さまざまな場所で暮らし、さまざまな肩書きを持っているけれど、
等しくひとりで死んでいく。
その人生を後悔したくない、と思う。

この不況といわれる日本で、人生をきりひらいていくことを、あきらめない人と、
わたしたちは仕事をしたい。
気分や感情にながされず、いちばんやりたいことのために、淡々と冷静に仕事をすること。
平衡感覚に注意をはらい、じぶんの持ち味をいかしあう場所でありたい。

どこの職場も楽なところなんてないけれど、
ココルームも、たいがい野戦場。
それでも、ここで、あなたは、
あの手この手で、生き抜いてみるか?

ここは「声とこころの資料室」cocoroom
詩の任務は「生」にもっとも根源的にかかわることだと、思っている。

だから、詩というジャンルにこだわらず、
扉をたたいてほしい。
生きる技術は、年中無休。



先頃、P.P.P.P.C.B.N.に、 陶芸八幡工房hachiの井澤夫妻が登場(!)
と聞きつけ・・・初参加!!!
P.P.P.P.C.B.N.は、異種ジャンル交配とでも言おうか、
おもいがけず、ジブンの興味の範疇じゃないアーティストが発見できる、
機会が提供されている稀有な企画だった。


P.P.P.P.C.B.N.(P-P-P-P- cocoroom booking night)
18:30open 19:00start 1500円 drink別

5/25(火) 「陶芸でゴー」朝日芸術特別賞・ミノルタ賞受賞作家の逆襲
それまでは異端児扱いだったのに、大きな賞を取った瞬間、先生とか、
いつかは認められると思っていたとか、適当なことを言われ、
逆上した陶芸家が、自身の権威や、業界のお偉方に「糞食らえ!」と、
大きい壷をふりかざしてP.P.P.P.に乱入。
エネルギーの使い方、違ってやしないか?


狐天狗(わいわいサックスとスタスタ太鼓)
丘田イージマン(ネオピアノブルーズ)
吉田大吉 VS 井澤八段(シタール VS 陶芸)
たのむ。

P.P.P.P.C.B.N(P-P-P-P- cocoroom booking night)出演アーティスト募集
http://www.kanayo-net.com/cocoroom/pppp.html



GWの最中、ココルーム一周年企画がおこなわれている頃、
臨時のメール・ニュースが届いた。

一家に一枚 耳で聞く『日本国憲法』
CDアルバム「詠唱・日本国憲法」 5月3日憲法記念日緊急発売

最近、読んだことがありますか?
この国の基本形をあれこれ様々と決めている『日本国憲法』
えっ、読んだ事ない!?  ならば詠んで聞かせましょう。
けど、ただ詠むだけではおもろないで!!! と関西人魂が発露。


※以下、企画意図より抜粋・転載

しかし、何と言ってもおかしいのは憲法前文に示されている世界観、
改正・護憲の論議の主役となる第九条の「戦争放棄」の条項と
現在の日本が歩んでいる方向についてです。
賛成反対の以前に、誰が読んでも憲法に違反する行為を日本国政府が行い、
大多数の国民がこれを容認・黙認していることになるのです。
この辻褄を合わせるために遠くなく憲法の改正が国民的課題になるのでしょうが、
そうなる前に今、憲法に何が書かれているかを知ることが大切だと
思ったものです。

『日本国憲法(詠唱)』CD構成内容
M1 前文
M2 天皇
M3 戦争放棄
M4 諸々条文
M5 改正風流語り

「詠唱・日本国憲法」は、6月下旬に配給ルートにのり、
全国のCDショップ、書店で購入いただける予定です。


こんにちは cocoroom 第1弾「あなたの上にも同じ空が」LIVE &「戦場写真」展 ちらし
鯉のぼりが!
本日の“まかない”お家風カレーライス
P.P.P.P.C.B.Nブッキング担当・坂本ぷてぃんぐ斎氏自ら受付を
Chimes vol.2似顔家(にがおか)さん展假奈代さんの“お顔”も…
機材が充実
cocoroomでは、主力スタッフ・丘田イージマン氏
シタール VS 陶芸陶器のスピーカーから音が!めいめい舞台上にて鑑賞中…
井澤さん作のスピーカーたち
“狐天狗”さん
Won Jiksoo/現代音楽家/ヴォイスパフォーマー率いる“サンザール”
楽屋状態の“かふぇ”
假奈代さん自ら
BOOKS ARCHIVES フライヤー読み手 上田假奈代 & Won Jiksoo(ウォン・ジクスー)
CD「詠唱・日本国憲法」フライヤー
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