舞洲工場の最大の特徴であるユニークな外観は、ウィーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によるものです。フンデルトヴァッサー氏は早くから建築物と自然との融和を目指して数多くの作品を手がけてきました。彼の建築は意識的に曲線や不規則性を用いて、単調な繰り返しを避け、自然の色を多用し、外壁や屋上に積極的に植栽を行うなどの特徴がみられます。舞洲工場のそこかしこにも、彼の精神が息づいています。
 一方、工場の内部は最新のテクノロジーを駆使したごみ処理施設になっていて、市内最大のごみ処理能力を備えています。また単なる廃棄物の中間処理施設ではなく、内部が見学できる社会教育施設としても機能しています。
 2001年4月に完成した舞洲工場は技術・エコロジー・芸術の融和を表現したひとつのシンボルです。フンデルトヴァッサー氏はこの建物が市民の親しい友人になるように、と願っています。

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