天王寺駅をはじめ、地下鉄御堂筋線の主要駅には、蛍光灯を縦方向に並べたシャンデリア形式の照明が設置されている。シャンデリアのデザインを見ればどこの駅かわかるよう、駅のイメージに合わせてあるほか、昔からの照明の雰囲気を残すなど、各駅ごとのデザインに趣向が凝らされている。 ※蛍光灯はいずれも40Wのものを使用。 天王寺駅／ホーム北側 蛍光灯8本が、逆八角錐型に組み込まれ、蛍光灯の中間にはダイヤ型のレリーフが施されているレトロモダンなデザイン。 全32台（１台につき蛍光灯8本） 　 天王寺駅／南端B階段 昭和13年に完成した天王寺駅。当時の「行灯(あんどん)型」の照明(昭和34年蛍光灯化)が、1箇所だけ今も残されている。 １台（1台の蛍光灯6本） 心斎橋駅／ホーム中央 蛍光灯を放射線状に組んで仕上げた、円錐形のシャンデリア。アールデコ調の駅舎を再現する無駄のないデザインが、ピンク色の壁面と調和している。 全10台（1台につき蛍光灯42本） 　 淀屋橋駅／ホーム中央・南側 蛍光灯が7本ずつ組み込まれたカプセルを、さらに5つ組みあわせた、近未来的なデザイン。アーチ型の天井に規則正しいリズム感を与える。 全8台（1台につき蛍光灯35本） 梅田駅／北行きホーム南側 中心から3方向へ広がる台基に60本の蛍光灯が組み込まれている。直線と曲線をうまく組み合わせた華やかなデザイン。 全7台（1台につき蛍光灯60本） 　 本町駅／ホームデッキ天井部分 天井に埋め込まれた蛍光灯で「H・O・M・M・A・C・H・I（本町）」と駅名が書いてある。 オフィス街の乗り換え駅として慌ただしい駅だが、こんなしゃれっ気のある照明でホッと一息。 ※画像をクリックすると、古い照明の画像がご覧いただけます。