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坂東 竹三郎(ばんどう たけさぶろう)プロフィール
屋号は音羽屋。五代目。
舞踊名は東山村流二代家元・山村太鶴(やまむら たかく)。
俳名は竹子(ちくし)。
紋は、鶴の丸八重かたばみ。

芸歴
昭和24年 4月 尾上笹太郎を名乗り大阪中座「盛綱陣屋」腰元で初舞台。
昭和34年 9月 大阪歌舞伎座「箕輪の心中」の娘他で三代目坂東薪車と改名。
昭和42年 3月 尾上菊次郎の芸養子となり、
朝日座で「吉野川」久我之助「信州川中島合戦」お勝などで
五代目坂東竹三郎を襲名。

受賞
昭和41年 7月 十三夜会奨励賞(「小車草紙」)
平成 6年 2月 十三夜会助演賞(輝虎配膳」越路)
平成 7年11月 十三夜会助演賞(「輝虎配膳」「帯屋」)
平成 8年10月 国立劇場優秀賞(「四天王楓江戸粧」)
平成12年11月 大阪市民表彰文化功労(大阪の伝統芸能の振興と発展に貢献した功績)
平成15年 3月 松尾芸能賞優秀賞(「仮名手本忠臣蔵」おかや)

「せっかく素晴らしいゲストをお招きしているのだから、一度、これを公開でご覧頂いてはどうか?」
・・・ということで、今回、住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館さんのご協力をえて、初めて公開インタビューを試みさせて頂くこととなりました。

今回のゲストは、6月26日、大阪松竹座「四世尾上菊次郎追善・坂東竹三郎の会」を開催される、上方歌舞伎役者・坂東竹三郎さんです。

上方ならではの味わいと、独特の個性ある舞台を観せて下さる竹三郎さん。
その素顔は、明るくて、情にもろくて、真っ直ぐで、お客様を本当に大切にされるショーマンシップ溢れる方・・・普段から驚くほどご丁寧で、恐縮するほど腰の低い方でもあります。
竹三郎さんは役者として、本当の意味でのプライドを持ってらっしゃるからこそ、柔らかいところは柔らかく、そして、可能性に関しては情熱的、能動的に生きていらっしゃるのではないか・・・私はそう考えています。

「坂東竹三郎の会」のお話を中心にお伺いする中で、あわせて上方歌舞伎役者・坂東竹三郎さんの、その魅力的な人となりを、皆様にもご紹介させて頂きたい、また、その公演のお芝居“一つ家”の演出、松竹株式会社の水口一夫先生にも、助っ人としてご参加頂きましたので、より深く楽しいお話になればと思います。
それでは、まず、水口先生のご登場から・・・。

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