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寛太郎さんは何年のお生まれでした?

昭和33年9月生まれ、おとめ座のO型です。だから何やねん、って感じですが(笑)

おとめ座のO型、っていうと大らかやけど神経質って感じで、うっとおしそうですね(笑)

本読んだら繊細やと書いてありますね。ほんで、ロマンチスト。

なんか凄く強調しはりましたね(笑)

これはもうネタですわ(笑)。僕は動物占いは象なんですよ。普段は温厚やねんけどキレたら怖い、って。で、一つのことをずっーと貫くって書いてあったんで、けっこう気にいってますねん。けど、普段はノソッ〜としてんねんけどキレたら怖いって(笑)

実際どうです?

3年に一ぺん位ありますね。そういうのは。

それは芝居のことで?

そうですね。やっぱり理不尽なことがあるとねえ。

けど、芝居の世界って、比較的理不尽なことも多い世界やないですか?

まあねえ。だからと言って飲めない理不尽もあります。人それぞれ価値観の違いもあるけど、たとえ初日があいた後でも、こだわらんとアカンと思う部分っていうかねえ…僕は千穐楽まではずうっと勝負や、そう思おてますから…。

こだわりは大切ですよね。その感性を感じるのも舞台を観る楽しさです。曽我廼家喜劇「山椒の会」をボランティアで手伝ってくれたことをきっかけに、寛太郎さんの舞台を機会があれば観るようになった友人がね、寛太郎さんが舞台に出て来ると他のお客さん達も「出て来た、出て来た、寛太郎が」っていう空気になっていたって言うてましたよ。

出て来た、出て来た、寛太郎が(笑)

寛太郎さんは、身のまわりだけでなく、役者さんに見えないところで頑張って下さってるスタッフにも心配りがあるというか、とても神経使われますよね。

(頭のてっぺんをむけて)ここも(写真を)撮っときましょか?

(笑)いやいや、神経使ってまんねんシヨット?

♪悩み無用〜とか言うて。いや、でも、そうしたことでも何でも、何かをきっかけに舞台を観に来て下さる方が増えたのは嬉しいことですよ。

そういう点で寛太郎さんはある程度のところまで来られたように私には思われます。でも、ずっーと舞台を続けて来てはるから、ご本人は余り自覚はないかも知れないけど、これまでというのはやはりシンドイことも色々おありになったやろうなあ〜、と思います。

本人はねえ、苦労したとか全然思おてないですし…まあ人と比較するもんでもないですしねえ。

続けて来れたのは好きだったからですよね。

そうです。その一点ですね。辞めたいと思ったことは今まで22年間全くなかったですね。もちろん、芸の行き詰まりみたいなんで、藤山先生に、何いつまでも足踏みしとんねん、言うて叩かれて、なんでこの一皮剥けへんねん、みたいなジレンマはありましたけどね。で、ある時、あれ、あそこから抜け出れたんちゃうか?みたいなことを実感出来たこともありましたしね。微妙にですけどね(笑)

寛太郎さんが曽我廼家の名前をもらわれたのはいつ頃だったんですか?

昭和57年6月です。曽我廼家十吾先生のお宅で『許し名前』ということで頂いたんです。そこには藤山寛美先生のお働きがあったんですけどね。その時に八十吉さんや玉太呂さんも同時期に名前もらったんですけどね。凄い人のいらっしゃる名前をもらえたのは嬉しかったですね。まあ藤山先生曰く、一生食うていける名前つけてんからきばってや、と言うことでしたが(笑)、それから風当たりも強くなりましたがね。名乗ったのは7月の演舞場ですわ。その時に舞台でトチりましたけどねえ(笑)

何しはったんですか?

楽屋で居眠りして幕開いとった…ですわ。三日三晩寝ずに映画行ってましてね。とにかく12ヶ月舞台が開いて2回公演やってましたから、朝から晩まで休みがないじゃないですか。当時高田馬場で週末オールナイトで映画5本立てとかやってましたからね。

こんな言い方は何ですが、寛太郎さんは洋画でいうと二枚目ですよね。ボルサリーノとか被られたら格好良さそうですが…。哀愁があるし。

(笑)頭がブルースウィルスみたいになってますが。そうですね、外国映画の方はどちらかと言うと個性派ですよね。だからと言って私にラストサムライの話がある訳やないですが(笑)

ずっと喜劇をやっていた方というのは、例えば藤山寛美さんも別にハンサムじゃないんだけど、どこかでぐっとビックリする位の色気がありますよね。ズッキーンとくるような色気と言いますか、二枚目より奥行きのある二枚目、寛太郎さんもそうした色気を持たれる人になるのではないかと期待してるのですが…。

私はズッキーンと言うより、頭巾被った方が宜しいかも知れませんが(笑)…。喜劇の中でもキャラクターというのがあって、二枚目やったり、二枚目半やったり、三枚目やったりする訳ですが、僕はその三番目(三枚目)をやってきたので、そんな奴が二枚目的なことを言うと、顔は二枚目ちゃうけれども、普段二枚目やっている人が言うのと違う何かがあるのかも知れませんね。

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