「より身近なAIS」
前回の更新(3/10)から現在までに大阪AISでは3本のコンサートを開催しました。AISコンサートVol.6〜7(萬谷衣里、宮西央子)と親子のためのコンサート(3/19:難波市民学習センター講堂)の合計3本です。
実は大阪AISというのは、上記のように私たちが主催し、運営するコンサート・ミニコンサートとは別に、アーティストの演奏活動の支援の一環として、各種団体のコンサートやイベントへのアーティストの出演斡旋、マネジメントも行っています。
この1ヶ月の間に、そういった活動が2件ありました。普段ここではあまり紹介してきませんでしたので、少し書いてみたいと思います。
1つ目は3/11に大正区の主催で行われた「地球環境問題講演会」(会場:アゼリア大正)です。『講演会?!』と思われるかもしれませんが、この催し物は2部構成になっていて、1部は大阪市立環境科学研究所の新矢将尚さんの講演。2部が萬谷衣里ピアノコンサートとなっていました。 数日前から心配していた通り、昼過ぎから雨となり、少し客足が鈍かったのが残念でした。また、平日のお昼間の催し物と言うことで、お客様の大多数がご年配の女性だったように感じました。
私の手元に大正区がまとめたアンケート集計があるので、その中のコンサートについて書かれたご意見を少し抜き出してみたいと思います。
・すばらしいの一言です。少しの間ですが気持ちがリッチになりました。
・若い方達にも、来てもらって聴いて欲しかった。力強くて良かった。
・特に堅い内容の講演は、二部構成で工夫が必要。その点でよかった。
・若い音楽家を応援するのはとても良いことと思う。
2つ目は翌日3/12に西淀川区で行われた「生涯学習フェスタ」(会場:エルモ西淀川)です。この催し物は3/12、13の2日間に渡って区民の方の生涯学習活動の作品などの展示や発表を行う催し物だったのですが、その初日に高田剛志チェロコンサートが行われました。こちらも年配の方が多かったのですが、土曜日だったせいか、前日に比べると若干男性のお客様が多かった気がします。(それでも女性の方が圧倒的に多かったですが)また、昨日とはうってかわって晴天に恵まれ、客席もほぼ満席の大盛況でした。
この日のプログラムは、日本の歌もいくつか取り混ぜ、客席の皆さんが高田さんの舞台上からの提案で、演奏と一緒に歌う場面もありました。こちらもアンケートからいくつかピックアップしてみたいと思います。
・テレビ、ラジオなどで演奏は親しんでいるが、やはり年に何度か生演奏に接して良い感性を高めたいと思っています。すばらしい土曜の午後の一時、ありがとうございました。
・自分の思い、作曲家の考えまで話してくださり、とても勉強になり寒い中来て良かった。
・生の音楽を聴かせていただいて、良かったと思います。トークも会場が一体となれていたし、音に合わせて歌うことができ、堅いイメージがあるチェロを上手に使われていると思います。またチャンスがあればと思います。
どちらのコンサートもアンケートを見る限りでは、地域の方がお楽しみいただけた様なので、私たちにとってもとても嬉しいことです。もちろんコンサートをお楽しみいただくことが、一番大切なことですが、萬谷さんのアンケートの最後の方のご意見のように、大阪AISの若手音楽家支援という趣旨をご理解いただけたのは私たちとしても本望で、今後もこういった活動を続けていく原動力になります。(3/12の高田さんの方のアンケートでも、今後の企画要望の欄に大阪AISの他のアーティストのコンサートも開催して欲しいという回答がありました)良い音楽を広めていくことはもちろんのこと、大阪AISという事業の普及のためにも、今後もこのような事業を進めていきたいと思います。
2004年度の大阪AISのコンサートは3/21の宮西さんのAISコンサートを最後に全て終了しました。現在は、4月下旬〜5月中旬にかけての発表をめざし、2005年度の企画を練り上げている最中です。今までアンケートにご住所などお書きいただきましたお客様には、発表後すぐにご案内をお送りする予定です。案内ご希望の方は大阪AIS情報希望"こちらでも受け付けております。
(井内純一郎)
PS. AIS Director’s Blogを私設ながら始めました。駄文ではございますが(しかもまとめるのが苦手で毎回いちいち長文ですが)、アンケートへの回答や公表できる範囲の裏話なども掲載していきたいと思っています。ご興味のある方はご覧ください。ココ→
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