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官民一体となり取組む非営利上映活動。

+ コミュニティシネマセンター大阪
主催:コミュニティシネマセンター大阪、(財)大阪都市協会


映画連続講座vol.4

映画連続講座vol.4〜日本映画を関西から〜

 
2004年から始まった「映画連続講座」を今年も開催いたします。
この講座は、豊かな映画・映像環境を創造するための「コミュニティシネマ大阪」活動(「コミュニティシネマセンター大阪」より改名いたしました)の一環として、映画文化への理解を深め、明日を担う人材の育成を目ざすなど、関西の映像文化の活性化を図ることを目的とし、映画に興味を持つすべての人たちを対象に開講します。
講師は、昨年『天才監督 木下惠介』を出版し、映画にも造詣の深い直木賞受賞作家の長部日出雄さん、現在も精力的に活躍されている関西唯一の現役弁士・井上陽一さん、日本屈指の映画技術者集団だった大映京都の名キャメラマン・森田富士郎さん、昨年『埋もれ木』を発表され寡作ながら内外から高く評価されている小栗康平監督、大阪芸術大学で教鞭をとられ、関西を拠点に活躍されている常連の大森一樹監督。これらの講師が、自作(または選りすぐりの一本)を上映しながら熱弁をふるわれ、受講者との意見交換も行います。
 映画を志す人はもとより、映画への理解をより深めたい皆様、(財)大阪都市協会での最後の映画講座にぜひご参加ください。

■スケジュール/2006年7月29日(土)〜12月9日(土)全5回
7月29日(土)pm.2:00
「木下惠介の世界」
講師…長部日出雄………作家

8月26日(土)pm.2:00                         
 「ああ、懐かしの活弁」
講師…井上陽一………弁士

9月16日(土)pm.2:00
「映画の視点」
講師…森田富士郎………撮影監督

10月21日(土)pm.2:00〈予定〉
「映画の虚実」
講師…小栗康平………映画監督
※7月末にDVDが発売される『埋もれ木』をあらかじめご覧ください。

12月9日(土)pm.2:00
 「日本映画を関西から」
講師…大森一樹………映画監督・大阪芸術大学教授

※スケジュール等々におきまして、やむをえない事由により変更する場合もございます。
あらかじめご了承ください。

■会場/(財)大阪都市協会・会議室
(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」1番出口上がる、船場センタービル2号館2F)
〒541-0055 大阪市中央区船場中央1-3-2-209
■料金/全5回通し券6000円/1回券1500円(先着順・70名)
■お問い合わせ・予約先/TEL 06(6261)3563
コミュニティシネマ大阪実行委員会〈(財)大阪都市協会内〉(担当:小林・高見)
電話でお申し込みください(当日可)。参加料は受講当日にお支払いいただきます。 
■主催/コミュニティシネマ大阪実行委員会、(財)大阪都市協会
■協力/コミュニティシネマ支援センター、(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)

■講師略歴 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
長部日出雄(作家)
1934年、青森県生まれ。早稲田大学文学部に入学し、57年「週刊読売」の記者、その後退職し映画評論家から小説家となる。『津軽じょんがら節』と『津軽世去れ節』により直木賞(73年)、『鬼が来た 棟方志功伝』により芸術選奨文部大臣賞(79年)、『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』で大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞を受賞(02年)。映画の分野では原作・脚本・監督で『夢の祭り』(89年)を製作。また、『映画監督』(新潮社)、『映画が好きな君は素敵だ』(集英社文庫)や、昨年は『天才監督 木下惠介』(新潮社)を上梓している。

井上陽一(弁士)
1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。79年に法務大臣賞受賞。92年「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ)に出演以来、テレビ・ラジオに出演。02年「OSAKA映像フェスティバル」では中之島中央公会堂で阪東妻三郎の『雄呂血』、04年の東京国際映画祭では田中絹代の『恋の花咲く 伊豆の踊子』、同年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。「弁士こそが生きがいです。これからもお客さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、大好きな銀幕に語りかけてゆきます」と語る関西唯一の現役弁士。
                                       
森田富士郎(撮影監督)
1927年、京都府生まれ、47年大映京都入社、62年『山男の歌』でデビュー。『大魔神』(66年)により三浦賞受賞。大映倒産後フリーとなり、映像京都設立に参加。今日まで撮影した映画は60本以上。勝新太郎や市川雷蔵主演作の数々を撮影、また女優陣からも大変な信頼を受けるなど、日本映画界屈指のキャメラマンである。『陽睴楼』(83年)で日本アカデミー賞撮影賞。他に『金閣寺』(76年)、『序の舞』(84年)、『利休』(89年)、『藏』(95年)など。
小栗康平(映画監督)
1945年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、フリーの助監督として浦山桐郎、篠田正浩監督らにつく。81年『泥の河』で監督デビュー。大阪・安治川の河口を舞台に、少年たちのひと夏の出会いと別れを描き、数々の映画賞を独占。その後も『伽倻子のために』(84年)、カンヌ国際映画祭で2つの賞を受賞した島尾敏雄原作の『死の棘』(90年)、『眠る男』(96年)、そして昨年は9年ぶりとなる新作『埋もれ木』を発表するなど、寡作ながら内外から高く評価されている。著書に『哀切と痛切』『見ること、在ること』(ともに平凡社)など。

大森一樹(映画監督・大阪芸術大学教授)
1952年、大阪市生まれ。75年、京都府立医大在学中に撮った16ミリの自主製作映画『暗くなるまで待てない!』で注目される。77年、第3回城戸賞を受賞した『オレンジロード急行』でメジャー映画監督デビュー。主な作品に『ヒポクラテスたち』(80年)、『恋する女たち』(86年)、『ゴジラVSビオランテ』(89年)、『わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語』(96年)、『ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説』(00年)、今年の東宝のお正月映画『劇場版・超星艦隊セイザーX〜戦え! 星の戦士たち』など。関西での映画製作や新しい才能の発掘・育成に取り組んでいる。


 
コミュニティシネマ大阪実行委員会《(財)大阪都市協会内》
(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」1番出口上がる、船場センタービル2号館2F)
〒541-0055 大阪市中央区船場中央1-3-2-209    TEL 06-6261-3563


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