澤文也(記録人) |
1964年、大阪生まれ。ロンドン大学School of Oriental
and African Studies医療人類学修士号取得。近年はバンコク・ドンムアン空港をハブ空港に移動しながら面白いことを観察し、音や写真、旅行記やインタビューとして記録を残し、英日のメディアや他人の作品でたまに発表する。 |
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豊嶋:地球規模での移動を重ねている澤さんの生活、それはどんな暮らしですか?澤さんの旅はいつから始まったのでしょうか?
澤:選んだ暮らしじゃなくてせっぱ詰まった結果かな。
万博から、精神的な旅は始まっていたと思う。そこではいきなりの未来が展開されてた。万博のソ連館がすごくて、ヨーロッパとかの文化にあこがれた。生命力が弱いからか、外に刺激を求めてきた結果としての今の暮らしがある。あ、外国へ行きたい、と。
豊嶋:で、どこへいったんですか?
澤:最初の外国は、クエート。高校生の時のアルバイトで、クエートへ行った。日本人の暮らしとはほど遠い環境だったんだけど、それがすごく刺激的だった。英語とアラビア語が少ししゃべれると嘘をついて、エジプトの労働者を使う仕事をした・・・・・・
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