6月14日(金)
お昼に宣伝会議のレクチャー打ち合わせ。その後、ピクチャー・フォト・スペースへ行き、ディレクターの相野さん達とお昼をご一緒する。フランス料理。おいしかった…。
家に戻り、「フィールド・ワーク」の予定立て。いまいちすっきり決まらない。何か気持ちが前のめりになって、上手くコトが運ばない。
6月15日(土)
なんかぽけっと空いてしまった。そういう日がある。フリーってこういうことなんですよね…。いや、長期的にはやることがたくさんあるんだけれど。掃除をする。掃除をする。洗濯機を4回まわす。
夕方は、なんばのSUMISOへ。フィールド・ワークでお世話になった永原さんがディレクターとして関わっている「Artist
in Residence Program in SUMISO part・」のトークショーのゲスト役として招かれた。これは、数人のアーティストが、SUMISOをアトリエとし、1ヶ月半制作、その後展覧会をするという企画。全体テーマを「sizing」とし、それぞれ空間、時間のサイズをどう感じているかを改めて意識してみいよう、というものだった。この日はそろそろ制作期間が終わろうという時期。最初に応募した時と1ヶ月余SUMISOで過ごした後では、空間、時間、人とのコミュニケーションがどう変わっていったかをみんなに聞いていった。私が最も興味深かったのは、ダンサーの女性。物や色や形で作品を作っている人達は、これまでたくさん見てきたが、ダンサーの人達はどうやって”作品”というものを立ち上げていくのだろう。そこでsizingということは、どう作用しているのだろう、と思っていたのでした。6月21日から作品の展示、発表に入る。楽しみ。
6月16日(日)
午前中はだらだら。午後から気を取り直して、茨木へ。主たる目的は、JR茨木の近くに知り合いの建築家が事務所(古い小学校を改造)の一部をギャラリーにしていて、その展覧会を見ること。茨木といえば、やっぱりみんぱくと国立国際美術館には行っておかねば交通費がもったいない。
みんぱくは、東京の友人が見たいと言ってたので、今日は展覧会はぶっとばして、地階の屋台(祝日と日曜日のみ)へ直行。なんとまあ、フィールド・ワークでお世話になった佐藤さんと再会。一緒にチヂミを食べる。3月から始まったこの展覧会もそろそろラストスパート。まだ行ってない人はお早い目に。
国立国際美術館の「アフロ、ブッリ、フォンタナ」展へ。イタリアの抽象絵画の巨匠3人。フォンタナの作品が、自分の中で出来上がっていたイメージよりも、もっとロマンチックな要素も感じられて見惚れてしまった。切り裂きコンセプトが最も大切なことではないのかもしれない、”空間に対する認識”というロマンに生きた人なのかもしれない。ロマンというのは、私の中にはあんまりない要素なので、少しずつ外部を観察して、考えている。
建築家のギャラリーは、寺田真理子展を開催。3日間だけの展覧会だ。白い壁に古い木材がむきだしの天井が同居している空間に、シンプルな色と形の構成による、オブジェ、版画などが、展示されていた。「立ち振る舞いの美しい和服の女性のような、キリッとした色気がありますね」と言うと、寺田さんは「私の作品は色気がないってよく言われるんですよ」と微笑まれた。
さらに、建築家の自宅にもおじゃま。なんとまあ…とてもスタイリッシュな、散らかしたら大変、酔っぱらった危険な家でした。でも、階段や隠れ部屋など、身体的にぴたんと当てはまる場所もあって、住み心地はいいような気もする。
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