「どうやったらアニメーション作家になれますか?」と以前、尋ねられた事がある。
私はこの質問はありえない!と思ったのです。
だって、作家です、っていった者が作家なのだから!
次に来る質問が「アニメーション作るのって大変なのでしょう?」という質問。
そうです、とは絶対言えない(実際、そうです、って言ってるけど...)。
アニメーションは簡単に作ろうと思ったら、パラパラマンガみたいにいくらでも
簡単にすぐに作れるし、凝ったものだったらいくらでも追求できてしまう。
しかもどちらを選択しても、間違いではないのだから。
「作るのが大変」でも、苦労して撮影したものを巻き戻して見る、あの瞬間。
あれは作った人にしか味わえない感覚です。
何かの間違いで、アニメーション養成シュミレーションゲームがあったとしても、
この感覚は絶対再現できないと思うのです。
何に対しても同じだと思うのだけど、「継続」する事に意味があるのです。
「継続」している人たちを作家と呼ぶのであれば、
私はまだまだ作家にはなっていないなぁ。
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ヨシムラエリ「ウィルソンブラザーズ」 |
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