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日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物


02 松山大学ダンス部!

<どんな練習してる?>

マキ:普段の練習は、例えばバーレッスンとかから始めるところも多いと思うんですけど、どういうことやってるんですか?

田中:最近バレエもときどきしよるよな(笑)。

小山:大会前とか、自分らの公演前以外は、だいたい週3回がレギュラーのレッスンになってて、監督の先生がしてくれるレッスンを受ける日と、コーチの人がやってくれるレッスンの日と、学生だけでやるレッスンの日があって、そのコーチと監督のレッスンはもう全然それぞれいろいろあるんですけど、うちらでする時は……。
 ウォーミング・アップして、筋トレして、‘流し’(フロアの端っこから端まで走ったり、ジャンプしたりする練習)をして、あとは最近フロアが面白いね。フロアワークの流しもします(笑)。ごろごろって転がっていったり、びょーんって跳んで床に入ってみたり(笑)、とかいうのを、前から後ろにサーッて。またサーッて(笑)。
 

 
アリ:それとかも学生内で決めるの? こんなんやろかって、面白い動きがあったら全員でやって慣れとくみたいな。

和田:そういう時もありますし、コーチや監督のレッスンで教わったことの復習みたいなこともやったりしますね。

小山:それが終わったら、だいたい季節ごとにイベントがあって、夏だったら神戸(全日本高校大学ダンスフェスティバル)、春だったら新歓(新入生歓迎パフォーマンス)とか、秋だったら自分たちの自主公演とかあって、その作品創りになったりします。

<全国高校・大学ダンスフェスティバルってどう?>

マキ:この全日本高校・大学ダンスフェスティバルにはずっと出品してるそうですが、私も松山大学はこの中ですごく突出してると思うんですけど、このフェスティバルに出す理由みたいなものは何かあるんですか?

和田:人それぞれけっこう違ったりもすると思うんですけど……(笑)。

森千晶:やっぱり全国規模の大会なんで、‘試合’だと思って来てるんで。

小山:自分たちの創った作品が、全国とか出した時にどこまで通用するのかとかっていうのが知りたいっていうか、県外の人(審査員の先生も含めて)の作品に対する価値観ってどんなのかなとか、全然知らない人に、うちらの思いってどんなふうに届くんかなとか……、そういうのもあって、多分出たりする。

田中:いろんな人にも見てもらいたいしね。

マキ:そうですね。それでわたしは松山大を知ることができたので(笑)。

<松山で開かれてるワークショップってどんな感じ?>

マキ:松山って、わりとコンテンポラリー・ダンスのワークショップが開かれているという話を聞くんですけど、印象深いもので何かありますか?

全員:にちべ〜〜(笑)。

アリ・マキ:??

和田:今年の2月に「日米振付家交換レジデンシー・プロジェクト」というものがありまして。これは、日本人から東京と大阪の振付家が一人ずつ、アメリカから3人の、計5人の振付家が参加して、アメリカの都市数箇所で滞在創作やパフォーマンスをした後、日本では、京都と松山で同様の活動を展開する……、というJCDNの企画だったんです。主催してくれた方が、松山のダンス・シーンのひとつとして、‘大学生ダンス’のポテンシャルに着目してくださって、大学生対象でこの企画をやってくれた。

小山:これはすごい奇跡(笑)。

和田:あと、コンテンポラリーのダンスカンパニーで有名なコンドルズの主催をしている近藤良平さんのワークショップが、本当に偶然の機会で松山であったことがあって。行った人、俺だけ? 何人かおる。

田中:あとは春口に、「京都の暑い夏ワークショップ」から「Dance Workshop Program(通称DWL)」のサテライトプログラムの一環として、外国の先生が来てくれています。監督の先生の企画で、一般の人と一緒に僕らも受講するんですけど、僕らにとっては「春の強化練習」みたいな感じです。

マキ:「京都の暑い夏ワークショップ」の本体プログラムを受けるために、京都にもけっこう来てるっていう話を聞いたんですけど。

西絵理加:去年、ヴィンセント・セクワティ・マントソーというアフリカンダンサーのを受けました。わたしファンなんです(笑)。自分が1回生の時に3回生の先輩が創ってくれた作品が、そのヴィンセントのワークショップから触発されたエネルギーやエッセンスを取り入れたみたいな感じの作品で、すごい楽しくって、で、本物ってどんなんだろうって思って受けたら、もっとすごくって、あぁ楽しいなぁと思って。ね! たまらなく楽しくて。

小山:めちゃくちゃ楽しかった。ヴィンセントかっこいいです。かわいいし(笑)。(その影響は)多分作品にも出てると思うし、自分の踊り方に一番影響を受けてると思います。

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