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モノづくりとそのモノが生まれる環境づくりは切っても切れない。人の暮らしに入ってゆく『家具』というものを作ることによって、自分たち自身の暮らしも作っていっている。radio grafはグラフの環境から生まれたライブなカタチです。
VOL.3
ゲスト 後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター)
ホスト 豊嶋秀樹graf
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豊嶋:無所属、フリーランスという立場で、編集的嗅覚や初期衝動に突き動かされ、歩き、調べ、世界に触れていく。
仕事を個人的ニーズにがっちりと納めて、自分の人生を作っていく後藤さん。
その仕事へのスタンスや、ライフスタイルはどこから?

後藤:僕は、万博のころ、大阪の豊中というところに住んでいて、洗礼をうけたのは、ゴダールやウォーホルだった。その後、しばらくしてテクノなんかも出てきた。

自分自身の手で作らないと、それは自分の表現にならない、というようなプレッシャーがあるよね。オリジナリティが必要というような。
でも、ある時、いろんなものを集めることによって、自分をつくればいいんだ、と気づき、すごく気が楽になったことがある。

高校生や大学生の頃、僕は自分で絵を描いたり、映画を撮ったりしていたけど、そういうやり方ではなくて、いろんなものを集めて、それでもって自分である、としていくやり方を知った。
サンプリング世代の一番最初、という感じがある。

僕は、ライターでもあり、アートディレクターでもあり、プロデューサーでもあり、、、自分は常にそれらを越えて不定形でありたい、と思っている。

【次回ゲストは奈良美智氏。2004年1月13日更新の予定です。】

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