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July 2003 3:12PM from Takashi Kojima marseille |
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塙様from 小島@マルセイユです。
昨日、マルセイユの音楽フェスティバル"MIMI"に出演しました。1日2バンドずつ4日間に渡って行われるコンサートフェスティバルで、マルセイユから船で15分ぐらいのところにある小さな島の中にある会場は、19世紀ごろの感染症病院跡での野外コンサートで、荒涼とした風景と乾燥した空気に夜の涼しい風が加わって、恐ろしいぐらいに幻想的な場所でした。そこに数百人のお客さんを集めて行われました。
ちなみに今回はPACJAPというプロジェクトユニットでの出演で、これは各演奏者が各自のラップトップをネットワーク接続し、お互いの演奏情報やデータを共有したり、邪魔したりしながら演奏するというハイテク機器を駆使したモノなのです。
他のバンドやユニットは極めて音楽フェスティバル的な体力とパフォーマンス的なもので「野外!」「南仏!」「離島!」という雰囲気を醸し出しているのに、俺らだけはあまりにもそのイメージとはかけ離れ、もう苦笑するのみ・・・。
ちなみに演奏も、ネットワークが繋がらないとか電圧が不安定だとかそういうトラブルを頻発させ、結局、パフォーマンスとアナログなアイコンタクトで乗り切ったという、人間のコミュニケーション能力を最大限に活用させたパフォーマンスとなりました。(再度苦笑・・・)。
※ 写真も貼付しておきます。演奏風景にまるでギリシャ神殿の跡のような背景が写っているのが確認できると思います。
ところで塙さん。そのフェスティバル"MIMI-south"が11月にコンゴのキンシャサであるのですよ。で、僕はそこで今度コンピュータ音楽ワークショップのスタッフとして、数名のフランス、日本混合チームで現地に赴くのですが、果たしてコンゴの人ってどんな人?というのが最大の疑問で、今回も11月に一緒に行くメンバーと会って来たんですが、どうやって行くのかとか、どんな雰囲気なのかマルセイユの人も知らないんですよね。
で、コンゴって一体どういう文化の場所なんですか?それから住んでいる人の人間性とか。(加えて食事や酒の事も聞きたいですが・・・)。
このプロジェクトを企画したフェルディナン・リシャール氏(マルセイユの文化NGO"A.M.I"のディレクター)は「資源、文化、社会のあらゆる方面に潜在能力を秘めている場所だ・・・」などと言っているのですが、まるで西洋人が語る東洋の神秘みたいなイメージでさっぱり要領を得ません。
恐らく塙さんが研究しているような奥地でフェスティバルということにはならないので、都市部との違いも有るかも知れませんが、なにかヒントを教えていただければと思います。
コンゴと言えば、リンガラミュージックの強力にリズミックな音楽に果たしてどのようにコンピュータ音楽が対抗できるのか?そんなワークショップに人が来るのか?その辺もリサーチしたいし・・・(その話はまた次回ということで・・・)
ってなわけで、またメールします。
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