log osaka web magazine index
text
+ 山下里加
+ 小山田徹(こやまだとおる)

1961年生まれ。京都府在住。1984年、京都市立芸術大学在学中にパフォーマンス集団、ダムタイプを立ち上げる。
主に企画構成、舞台美術を担当。国内外での公演多数。
1992年、コミュニティセンター“Art-Scape”を運営。
1994〜96年、“Weekend Cafe”を運営。
1998年、コミュニティカフェ“Bazaar Cafe”の立ち上げに参加。
2000年、ダムタイプでの活動を休止。個人活動を開始。
2001年、共有アトリエ T-Room の立ち上げに参加。山口情報芸術センターのプレイベントとして、市民との協働プロジェクトを開始(現在も継続中)。
2002年、『Beautiful Life』展(水戸芸術館)出品。
2003年、『ガーデン/山荘の時間』展(アサヒビール大山崎山荘美術館)にて、連続ワークショップを開催。

12/1(月) 8:18AM from小山田 Re:猫道にも裏側にも大切なことがいっぱい

砂漠影

 

山下里加様
返信が遅れて申し訳ありません。私のコンピューターはボロボロです。このメールが
上手く届くのを祈っています。

さて、先日は展覧会お疲れ様でした。とてもいい展覧会でしたね。表現だけではなく
それぞれの人々の背景、生活を感じられて興味深い企画でした。展示作業を通じて、
なにやら、散歩の途中で、思いもよらぬお得な経験をしたような気分でした。どの角
を曲っても何か素敵なことが待っている感じのラッキーデイみたいでした。山下さん
の写真の友衣ちゃんの作品の裏も、角をまがったら見えるんですね。まっすぐ進んで
いたら見逃してしまう。友衣ちゃんの先生も色んな道を右往左往しながら出会ったん
だと思います。偶然とはそんな右往左往する、ちょっとした積極性の先に落ちている
ものだと最近感じています。そして、そのちょっとした積極性の源は愛かな。(ちょっ
と気恥ずかしいけど)

さて、私からの写真ですが、散歩中の私の影の写真です。地味ですみません。

実際にも散歩は大好きなんですが、生活の基本的な姿勢を散歩的な視点でとらえてい
ます。肩の力をぬいて、色んなものに出会い、その偶然を楽しむことのできるニコニ
コしているおじいさんをいつもイメージしています。その為にはいろいろやっとかな
きゃいけないんだろーなー、と、日々考えております。
取りあえず、今回の返信はこれぐらいで、又ね。
小山田徹

<< back
next >>
TOP > 猫道を通って 日記を届けに。
Copyright (c) log All Rights Reserved.