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6月20日(木)
 フィールド・ワークの授業。京都芸術センターへ。スタッフの山本麻友美さんにお話を聞く。ココは、本当にいろんな活動を同時進行で行っている。C.A.P.のように場所を作っていく楽しさもあるけれど、“器”があるから目に見えてくるものもあるよなあ。次いで、詩人の上田かなよさんに話を聞く。「表現」の場を開拓していく大変さ、でもやってしまう衝動、やらなくてはいけない動機に触れる。夜は、大阪のgmで田名網敬一さんの展覧会&トークショーへ。ひさしぶりに束芋さんに会う。

6月21日(金)
 午前中は英会話。大阪市と打ち合わせ。『ぴあ』打ち合わせ。展覧会巡り。ギャラリーaya の岡上淑子展が秀逸! 瀧口修造も絶賛したという1950年代に制作させたフォト・コラージュ作品。現実の写真を巧みに組み合わせながら、非現実への扉を開かれていく。学生の頃、デザインの授業でコラージュをやらされたけれど、“コラージュとは何か”をなんて全然、教えてくれなかった。ただの技法として作業として、やらされていた。そうか、この年齢になって初めて分かってきた。コラージュって空間と時間を再編集していくことだったのか。。。

6月22日(土)
 たまっていた書き仕事をする。なかなか終わらない。夕方、ようやく西宮市大谷記念美術館へ。藤本由紀夫の1年に1日だけの展覧会『美術館の遠足』に行く。着いたのが6時ごろ。今年のイベントはレクチャーなのだが、私は当然、間に合わず。代わりにゆっくり会場を巡る。夜の美術館は居心地がいい。芦屋市立美術博物館の山本さんに会って、『堀尾貞治』展のお話を聞く。こっちもスゴイことになりそうだ。高ベアーとヴィレッジセンターの木ノ下さんの新居へ。広いぞ! お馴染みメンバーで宴会。そのままお泊まり。

6月23日(日)
 木ノ下邸から京都へ。いくつか画廊巡り。京都芸術センターの日韓写真交流展へ。

6月24日(月)
 『関西版 ぴあ』の締め切り。もうすぐ私のライター人生の中で、最も古いつきあいだった『ぴあ』の小吹さんが美術担当をはなれる。ホントに駆けだしというより、ヨチヨチも歩けていない頃から面倒を見てくれた人だ。そして膨大な数の展覧会を見ていた。そういう人が担当だと、すごく安心できた。記事の打ち合わせよりも、その後の美術の世間話が楽しかった。

 『ぴあ』の誌面も刷新された。人は変わるし、メディアも変わる。

 夕方には、国立国際美術館の加須屋さんに会って、『いま、話そう--日韓現代美術展』の話を聞く。先行して開催されていたソウル展の方を見たが、これがけっこう面白い。いま、姉がソウルに住んでいるだけに、近しさはひとしお。ワールドカップも韓国の試合ばかりが気になる。韓国。。。いいよなあ、美味しいし。


6月25日(火)
 『ぴあ』の締め切りが1日ずれたので、少しゆっくり。買い物へ。食料品を買い込む。フィールド・ワークのレジメ制作。アサヒビール大山崎山荘美術館の分。ボランティアのこと。猫のまる寒がっている。雨が降る。

6月26日(水)
 『ぴあ』の原稿書き。午前で終わる。後は何をしていたんだろう。思い出せない。

6月27日(木)
 フィールド・ワーク授業日。今日は大学でテープおこしをするつもりで、学生達には「レポートを書いていない人は教室に来るように」と告知しておいた。あんまり来ないだろうな、と思っていたのに意外に来る。ひとりずつと話をするのは面白い。次回からは、もう少し、ひとりひとりと話が出来るようにしよう。授業でも、いろいろ整理してスムーズにコトが運ぶようにしたいのに、なかなか重い腰があがらん! 重すぎる。ダイエットしよう。

 学内のギャラリー楽で開催されていた中川久子さんと菱田佳世さんの2人展の取材もする。合わせ鏡のような、対照的なふたりだった。

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