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さて、大槻さんが理事長を勤める大槻能楽堂の楽屋。
夕方からの二回目の公演まで時間があるので、一旦は楽な服装に着替えておられたのを、撮影をするということで、再び着替えなおしていただいた。大槻さんは紋付袴姿、わかぎさんは舞台用のコスチューム。
わかぎ「あっ、足袋は履いていたほうがいいですか」
あいや、そんな、足許は写しませんし大丈夫です(笑)。
わかぎ「いや、一応履かせていただきま…」
大槻「僕も裸足」(にっこり笑って足を見せる)
わかぎ「えっ?!うそぉ、じゃあ置いて来よう」(ぱたぱたぱた)
連絡ミスで撮影することが伝わっていなかった。お手間をとらせてしまってごめんなさい。
大槻(わかぎさんの劇団のチラシを見ながら)「ここはどれくらい入るの?ちぃちゃい?」
わかぎ「これ、うちの会社の名前です。“玉造小劇店”ていう」
大槻「OMS(扇町ミュージアムスクエア)は、まだ使えるの?」
わかぎ「今年の12月までは使えます。これが(OMSでの)うちの最後の公演です。私たちの作った会社が“(資)玉造小劇店”と、申します」
大槻「ショウテンガイじゃなくて?」
わかぎ「は、はい」(笑っていいのか困っている様子)
「能楽NOTE」の間も、大槻さんの意外な“おとぼけ”に、わかぎさんが振りまわされていて、なかなかいいコンビぶり。
この、(資)というのはなんですか?
わかぎ「合資会社です、今流行りの」
大槻「流行ってんの?」
わかぎ「流行ってるんですよ。今、沖縄とか、南の地方の会社はほとんど合資会社ですよ。出資者が二人いたらいいんです」
大槻「お母さんと二人で出資したわけ?」
わかぎ「いえ、劇団員の旦那と二人で(笑)」
「能楽NOTE」はいつも打ち合わせしてはるんですか?
わかぎ「…。…なんか、あの、んー、アドリブ感を楽しむイベントにしたい…んー」
でも、さすが見事に時間内に収まってますね。
わかぎ「いや、今日ちょっと早かったんです。7分くらい巻いちゃったんで…今日は、えと、アクティヴな感じで(笑)。びっっっくりすることがとても多くて(笑)」
(笑)そう言えば、新聞にも大槻さんのことを書いてはりますよね。
わかぎ(すかさず)「あ、すいませんでした、ほんとうに!ほんとうにすいませんでした!」
大槻「ふふふん(笑)」
現在、わかぎさんが連載中の日経新聞「カンゲキ体質」で、「能楽NOTE」での大槻さんの意外なお茶目ぶりをイラスト(わかぎさん画)とともに紹介している。しかし、なぜあやまる? |
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