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3才ごろ。お姉さんと一緒に人形で遊ぶ。

伝統芸能の世界といえば、小さい頃から厳しい練習を積み重ねていくものというイメージがあるのですが?

「うちは、たまたま父親が文楽の人形遣い(二世桐竹勘十郎)でしたが、普通の会社勤めをしている家庭とそう変わらなかったですね」

どんな子供でした?

「漫画が大好きだったんです。手塚治虫の『鉄腕アトム』、ちばてつやの『ハリスの旋風』『ゆきの太陽』、石森章太郎の『怪傑ハリマオ』……夢中になって読んでいました。自分で描くのも好きで、真似から始まって同級生達と一緒に連載漫画を描いて、みんなでまわし読みしたり。模型を作るのも好きで、プラモデルも、ゴムで飛ぶ飛行機も作ったなあ。何せ、作ったり、描いたりすることが好きで、学校でもその時間だけは楽しかった。他は、体育はダメ、音楽は苦手、勉強は大嫌いでしたから」

(笑)クラスに必ずいましたね、そんな男の子。学校の外では、どんなことを?

「ビー玉、ベッタン、コマといった昔の遊びですね。やんちゃな近所の兄ちゃんにくっついて、あちこち探検したり。そうそう、“ごっこ遊び”をよくしていました。戦争ごっこやロボット同士の闘いとか。今は教育的に悪いと言われそうだけど、戦闘機が爆弾を落とした音や機関銃の音を真似て、場面を作っていくんです。文楽と一緒でしょう」

そうですね! 女の子がお人形ごっこをするのも、文楽とつながっていますよね。

「今は、テレビゲームのように音も絵もお話も作られたもので遊んでいるでしょう。もっと“ごっこ遊び”をした方がいいと思うんですよ。僕なんか、“ごっこ遊び”が今の自分にとても役立っている」

私もよく“ごっこ遊び”をしていました。想像力で遊ぶ方が面白いですよね。とても豊かな子供時代を過ごされていたよう。

「物はなかったけれど、遊ぶ場所はいっぱいありましたから」

ガキ大将でした?

「とんでもない。大将の後ろの方にくっついていくタイプ。リーダーシップをとるなんて、考えられなかった。かなりの引っ込み思案でした」

今では、プロデュース公演もされているのに! 文楽との出会いが性格を変えたのかも!?。

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