日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物 |
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今年の公演をどういうふうにしよう、という初期段階の話し合いの中で「ソロはやりたい子いる?」という監督の問いかけに意思表示をしたのが4回生の近藤美和さん。(マキ)ステージにはダンボール箱が一個。その箱が動き始め、その箱が走り始める。ミニマルでシンプルな小品。(アリ)
大野「彼女って“不思議ちゃん”なんで、不思議すぎて、ぶっちぎり誰もついていけないっていうところがあって。それって彼女の独自のイマジネーションの世界があるっていうことでもあるわけで、それは才能だと思うの。ただし、観客とイメージ・コミュニケーションが結べてるか……、っていうと難しいところがある。個性を生かして、やりたいことをやりきることと、観客と作品をとおして触れ合えること。このバランスって難しいですね。ソロは毎年大変ですよ。指導する方も本人も。私は、創り手(ダンサー)の伝えたいことが一番観客に伝わる方法を探して、観客の立場として“観たい世界”を実現しようとしてダンサーにいろいろ要求します。でも、本人にとってはそれが自分のやりたいことと違っているように感じてしまうことも多いんです。戸惑ったり反発したり……。自問自答を繰り返しながら、シンプルで力強いものが見つかっていきます。ソロは特に、ダンサーの“ひと”としての姿がみえてこないと……、ね」
05 Now or Never!
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全員アフロでフィーバー。4回生が原案を持ち込んだ当初は、アフロにも曲にも負け負けだったというが、公演ではもう文句なし! 全員が楽しそうで眩しすぎる。構成もダイナミックでパワフル。粒の揃ってない、体の小さい人の使い方とか、もうお見事!(アリ)
大野「4回生は今年の夏、全国大会の作品創作でかなりしんどい思いをして、創ることにちょっと自信を失いかけてたんですが、初めてこの作品を見せてくれたとき、構成力もあるし、シーンもちゃんと作ってるし、遊びも入ってるし……、びっくりしました。『なんや、4回生やればできるじゃん』。そう言うとニヤッと笑ってました(笑)。『いける!!』っていう自信とイメージが自分たちの中に芽生えるってスゴイことで、この作品にメドがたった頃を機に、公演の成功のイメージが私の中にもくっきりともてるようになりました」
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