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日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物


07 続々・松山大学ダンス部!

09 Most Original Emotion 〜明日への行進曲〜
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
「サイトトレイン」、「ステーション」とくれば、電車男でしょ。と素敵なオタク賛歌を男子15名全員で作り上げた。創作の中心となったのは3回生。ダイナミックだったりキュートだったりする振りもすごくいいし、服装・小物・動作・姿勢・表情まで強いこだわりを感じる。リュックサックを頭から被って踊るビジュアルはフォーサイスにも匹敵する強さ。後半のカーペンターズの選曲も見事。(アリ)みんなのアイドル大倉優子ちゃん役も女子部員の中から厳選。アイドルうちわなどの小道具まで大倉優子ちゃん仕様に作り込み、衣装も含めてグッズ作りばかりやっていた時期も。(マキ)

大野「4回生の河野優とか、踊るとすごいかっこいいんだけど、この作品になると、いい意味でどこにいるか分かんなくなっちゃうんですよね(笑)。『優くんバケるねぇ。あんたダサいねぇ』みたいな(笑)。そんな褒め言葉アリか、みたいな感じだったんですけど。みんなかなりモノホンですもんね。特にあの後半の曲(“Top of the World” by The Carpenters)の選曲。あのセンスっていうのは……、かなわないなあと思いますよ。ちょっとお花が咲いていくのが見えるみたいなかわいいフィーリングは、男心にひそむロリータな感触をよくつかんでますよね。(リュックをかぶってしまう)あの辺のセンスっていうのも、『はぁ、そうですか〜』っていう感じで、びっくりしましたね。もちろん、1回生グループとちがって、観る人のイマジネーションをいかにくすぐるか、計算の上でやってますから」


10 うすれていく…うすれていく…うすれていく
 

 
 

 
前出の男子チームによる“秋葉くんたち”が3回生男子による作品だったため、今年の3回生チームの作品は女子5名のみで構成。思春期の2回生とはまた違う意味で、最高学年を目前にした重圧も含め、いろいろと精神的に大変なのが“ダンス青年期(?)”の3回生。女の子だからこそ出来ることを探し、哀しいことが消えていく、という難しいムードに取り組んだ。(マキ)

大野「“哀しみ”という非常にパーソナルなテーマだったので、難しかったです。自分の感情を動きに託して、みている人の感情とリンクできる作品としての風景や感触……。なかなかみつからなかったですね。もちろん公演のために作品は完成させていくんだけれども、いつも作品を作るというプロセス、それ自体が学習なんだと思うんです。ひとつひとつの創作がそれぞれ必要なプロセスとして次につながってくれたらいいなと思う。大きい目で見れば、来年の作品云々じゃなくて、人生の中で必要なプロセスに、この時間がなればいいなと思うんですけどね」

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