日々是ダンス。踊る心と体から無節操に→をのばした読み物 |
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毎年恒例の、監督・大野八重子さんが4回生13名に振り付けた作品(大野さんも出演してます)。ほぼ1ヶ月のみの準備期間しかない中で、最初は作品と関係ないことをずっとやっていたとか。ゲームしたり、大声を出したり喋ったりの言葉を使ったワーク、イメージするだけでも体温だって変わってくるというような体験や……。いつになったら作品に取りかかるのか周りも懸念するほど、いつまでも遊んで、そんな中から立ち上がってきた作品。小道具に30cm四方のウッドパネル約200枚を使用。前半の13名全員による平面構成的なシーンが圧巻。(マキ)
大野「私の中に一番最初にクリアにあったシーンとして、女の子を男の子が抱えて一周する間に1枚ずつ足下にパネルが置かれることがくりかえされて、だんだん足場が積まれて、互いの身長の高低が入れ替わっていくっていう風景があったんです。時間の経過で淡々と、でもとても確かに、しかも望むと望まざるとにかかわらず変化していく現象の描写がやりたかった。で、何がいいかなと思ってホームセンターに行ったら、ウッドパネル安売りしてたんで(笑)。可塑性があっておもしろい素材でしたよ。4回生は、私と作品をやりながら、これまで何が自分らに足りんかったか、だんだん分かっていきましたね。一緒にこの作品を作っていくにあたって、いわゆるダンスの身体的なスキル・トレーニングではないことをたくさんやって、自分たちが動く(踊る)以前に、感受すること、イメージすること、感じることがいかに重要か、そのむこうに伝えることがあるんだっていうことが実感としてわかっていったんだと思う」
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