「コミュニティシネマセンター大阪」事業がスタート
2003年9月、大阪で全国の映画祭関係者、自治体・公共上映さらにミニシアターの映画関係者らが一堂に会して、「映画上映ネットワーク会議イン大阪」が開催されました。ここで話し合われたのが、「コミュニティシネマ」についてでした。
「コミュニティシネマ」とは、豊かな映画映像環境を育むため、官民が一体となって取り組む非商業的な上映活動のことで、その名称は新しい映像概念として生まれてきたものです。この大阪会議最終日、「大阪宣言」として全国に発せられたのが、「コミュニティシネマ」の全国への普及と、より豊かな映像環境に向けて積極的に取り組むアピールでした。また国も、映画の産業としての側面とともに、文化としての大きな価値を再認識し、映画への積極的な取り組みを新たに開始しました。
その後、東京では(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)内に「コ
ミュニティシネマ支援センター」が設立され、そして大阪では、(財)大阪都市協会内に「コミュニティシネマセンター大阪」事務局が発足いたしました。今後、大阪において、さまざまな上映活動を行うとともに、映像文化の拠点として、さらに全国へ向けての映像発信基地として積極的な活動を行ってゆくことになりました。
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