あのぉ、小さい頃のことをお訊きしたいんですけど 英華「普通や、普通」 (笑)いいや、絶対ちがうと思う(笑)。本人だけやと思うな、普通や言うてんの(笑) 英華「そやねん!」 はははははは(笑) 英華「しょっちゅう言われるねん、“それ、おかしいでっせ”て」 やっぱり〜(笑)絶対おかしいはずやと思いますよ 英華「なんで決めんねんっ。ヤラしいなぁ、この編集長」 こりゃ失礼こきました(笑)。え〜、そいじゃ、その普通の子のことを(笑)。好きなものは何でしたか? 英華「きつねうどんとご飯」 ぶっ 英華「それとぉ〜、ブリの照り焼き♪」 今、目ぇ輝きましたけど(笑)、今でもお好きなんですね 英華「はい。お母ちゃんのブリの照り焼き♪」 お母ちゃんの 英華「うん♪なんか好きやねん、今でも。お母ちゃんのっ♪」
えー、では、今でも好きなお母ちゃんのブリの照り焼きが好きだったちっちゃい頃(笑) 英華「おっ(笑)、そうもってくるか(笑)」 へへへ(笑) 英華「私ら、スポーツウーマンやってん。体育会系やったから、小学校の時は。中学年になると夏は水泳の選手を募るねん。ほんで、秋やったか春やったかはソフトボール。大会があるし、とりあえず、走るの速いし。四年生からずっとキャッチャーやって。水泳は平泳ぎで。そんで、中学校に入ってソフトボール部に入ったんやけど、虚弱体質のため、野外の運動部は止めて。卓球部に入ってんけど、陰気臭いから止めて」 陰気臭かったんや(笑)あっ、卓球愛好家の方、失礼致しましたっ!(笑) 英華「そいで、落研作ろうと思たんかな。そんで、お楽しみ会ってあるやん。そこで、大喜利をやったで」 その頃には、もう寄席とか落語とか好きやったんですか? 英華「ん?だって、それは当たり前のことやから」 ほぉら、普通とちゃうやないですか(笑)。落語好きが当たり前て(笑)。寄席とか、まわりにあったんですか? 英華「そら、私らの小さいころにはもうテレビというものがありましたから(笑)。年寄りが家におったから、松竹新喜劇なんか見るわな」 見てました、見てました、土曜日の昼! 英華「あの頃は、吉本さんでは『サモンゴールド劇場』とか…」 あったなーっ! 英華「それを見るより、『道頓堀アワー』派やってん」 はい、はい 英華「吉本さんも見るねんけど、どっちかいうと、松竹系やってん」 最初はテレビですか 英華「子どもやから、行けないやないですか。幼稚園の時には城東区に住んでて、大阪城見ながらおっきなった子やから。“大きくなってお金をためて大阪城買うんだー”言うて(笑)」 あははははは(笑)めちゃ可愛いーっ! 英華「その頃、OBPのビルとかないから、物干し台に上ったら、もう大阪城までズボーッと見えるやん?夕陽に輝く大阪城を見ながら、姉弟でお父ちゃんと夕涼みするわけや」 ああ、なんか懐かしい感じの風景や 英華「その時分はね、鴻池新田のお祖母ちゃんのうちに行くと、村祭で、あれは天王寺村の芸人さんやったんかな、葦_張りの舞台作って、万歳(まんざい)やったかな…古い万歳(まんざい)や。帽子取ったら髪の毛も一緒に取れるっていうようなネタの」 はははははは(笑) 英華「そんなん楽しく見てて。んで、幼稚園の時に和泉へ引っ越したから、大阪市内へ出て行くっていうのは、お祖母ちゃんとこやおばちゃんとこに遊びに行く時くらいだけで。あとは家でテレビとかやな、小学校の時は。何の番組やったかな、大喜利やってて。なぞかけやったり。そんで、友達呼んできて、赤いモンのしりとりやったり」 友達呼んできて!(笑) 英華「お楽しみ会の出しモンやもん(笑)。私、<無理問答>とか好きで」 どこが普通の子っ! 英華「普通の子ぉやんかぁ(笑)」 どう考えても変ですよ、姐さん(笑)。友達って男の子ですか? 英華「だいたい女の子」 へえっ、女の子